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【アート・ギャラリー】銀座なび(銀座ナビ)運営事務局

2024.09.14

【銀座・和光】世界有数の竹工芸コレクター監修による名工達の竹籠展を開催

 
 
竹籠 税込 \9,900,000

和光 本店地階アーツアンドカルチャーでは、9月12日(木)から10月2日(水)までの期間、名工達の竹籠展を開催します。世界屈指の竹籠コレクター斎藤正光氏監修による、古典から現代作家までの美しい竹籠コレクションです。

本展では、先時代に活躍した名工の竹籠から現代の作家まで、約50点の秀逸な作品が揃います。地階の空間に並ぶ作品は、飯塚琅玕斎をはじめ、飯塚小玕斎、前田竹房斎や早川尚古斎などの人間国宝作品など、竹工芸の歴史に名を残す名品ばかりです。


 
 
竹籠

アートとしての竹工芸
斎藤氏の竹籠との出会いは約40年前、ある一人の竹芸家の作品との出会いでした。まるで現代美術品のように美しいその作品に感銘を受け、竹籠の世界に可能性を感じ、今の活動の原点になったと言います。集めるよりも伝えたいという斎藤氏の思いが、今のコレクションに結果的につながっているのです。


 


日本らしい伝統工芸の魅力
斎藤氏が日本の素晴らしい竹工芸を紹介しようとする中で、日本では生活道具として使われていた竹籠が、欧米ではその美しさから、多くのコレクターに収集されていることを知ります。彼らから、あらためてしなやかで美しい竹工芸の魅力を知らされることになりました。
竹は、いわば最も日本的な表現のひとつかもしれません。斎藤氏はこのように言います。「竹は曲がるようにしか曲げられません。例えば鉄やガラスのように溶かして自由にすることはできません。なだめすかしながら、素材との折り合いで作るのが竹工芸の世界。素材を征服しない。力ずくではだめなのです、そこが日本的だと思います。」
(左から)竹籠 税込 \550,000、竹籠 税込 \198,000、竹籠 税込 \220,000

日本の風土で日本的な考え方の中だからこそ生まれた竹工芸の世界を、「日本的探究」をフォーカスするアーツアンドカルチャーの空間でご紹介します。



■斎藤正光プロフィール
竹工芸蒐集家・研究者。江戸時代から現代までの竹工芸作品のコレクションはもとより、国内外の美術館での展覧会の監修・プロモーションを積極的に行う。
「飯塚琅玕斎展」(栃木県立美術館、1989年)、「竹の造形 ロイド・コッツェン・コレクション展」(日本橋三越、大分市美術館など国内6箇所で開催、2003-2004年)「New Bamboo: Contemporary Japanese Masters」展(ジャパンソサエティー、ニューヨーク、2008年)、「線の造形 線の空間 飯塚琅玕齋と田辺竹雲斎でめぐる竹工芸」(菊池寛実記念 智美術館、東京、2018年)、「空(くう)を割く 日本の竹工芸」(ケ・ブランリ美術館、パリ、2018-2019年)に協力したほか、NHK「美の壺」の「竹籠」編や多数の出版物の企画にも携わる。
メトロポリタン美術館、ボストン美術館、ミネアポリス美術館には氏の旧蔵品が複数収蔵されている。
国内外の美術館やコレクターに日本の優れた竹工芸を紹介するなど、竹文化の普及に尽力している。


 

■和光アーツアンドカルチャー
「アーツアンドカルチャー」として、今年の7月20日に生まれ変わった本店地階。このフロアは、単なるお買いものの場ではなく、何百年と継承されてきた伝統や技術、自然との付き合い方から生まれる日本の美意識、創作の追求に費やされた時間など、品物の背景にある物語を伝える拠点であり、文化と人々の交流の場です。
和光は、前身となる服部時計店の創業以来、職人のクラフトマンシップや最先端テクノロジーの枠を尽くした品々を紹介するとともに、定期的な美術展を開催して、そこに集う人々との関わり合いのなかで、さまざまな視点とインスピレーションを育んできました。和光に流れるアーツアンドカルチャーを尊ぶ精神を継承しながら、地階ならではの視点で、日本の工芸家や現代アーティストの作品を発信してまいります。

和光アーツアンドカルチャー 公式ページ 
https://www.wako.co.jp/c/artsandculture
和光アーツアンドカルチャー インスタグラム 
https://www.instagram.com/artsandculture_wako_ginzatokyo/




 
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