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【アート・ギャラリー】銀座なび(銀座ナビ)運営事務局

2023.12.10

<12月12日(火)より開催>「江見絹子生誕100年―「いのち」華やぐ」展

「いのち」をキーワードに抽象画家・江見絹子の創作を振り返ります。修復された初期の代表作《いのち》(1956年)や《断片》(1958年)を公開します。

「江見絹子生誕100年―「いのち」華やぐ」展を開催します。
江見絹子(1923-2015)は行動美術協会で活躍しながら、1962年の第31回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展に日本人女性として初めて出品するなど、抽象絵画が興隆した1960年代の綺羅星のひとつとして注目を集めた画家です。その後も抽象表現を貫くとともに、神奈川県女流美術家協会の会長として地域の美術振興に一身を捧げました。
 
本展は9点の絵画からなるささやかな企画ですが、1950年から晩年までの江見絹子の画業を「いのち」をキーワードに振り返ります。身近な「いのち」の誕生と別れ、あるいは自然災害による大きな喪失、戦後の高度経済成長期に社会に吹き込まれた「いのち」、さらには、作品そのものの「いのち」の再生…さまざまな面からこれらの作品をご覧いただき、江見絹子の創作を将来に受け継いでいくべき共有の文化遺産としてご理解いただければ幸甚です。

2023年12月
江見絹子生誕100年実行委員会

 


・概要 
「江見絹子生誕100年―「いのち」華やぐ」展
開催期間:2023年12月12日(火)~12月17日(日)
開催時間:11時〜18時30分(最終日は16時まで)
会場:銀座アートホールB室(1F)
東京都中央区銀座8丁目110番地(銀座コリドー街)
入場料:無料
主催:江見絹子生誕100年実行委員会


・アクセス 
JR新橋駅銀座口徒歩3分
東京メトロ・都営地下鉄新橋駅5番出口 徒歩3分
東京メトロ・銀座駅C3出口 徒歩7分
JR有楽町駅銀座口・中央口 徒歩10分


・見どころ 
・「いのち」をキーワードに抽象画家・江見絹子の創作を振り返ります。
・修復された初期の代表作《いのち》(1956年)や《断片》(1958年)を公開します。


・イベント 
12月16日(土)13時より江見絹子の長女で作家の荻野アンナ氏のトークイベントを開催予定(事前予約制)。


・展覧会に寄せて 
母、江見絹子が誕生してから今年で100年になります。重厚な裸婦を得意とした若い画家は、フランス滞在を経て、抽象画へと大きく舵を切ります。その選択は時代の潮流と重なりましたが、いわゆるブームが去った後も、抽象画家であり続けました。彼女はカンヴァスをひとつの小宇宙に仕立てるために、他の表現手段を持ちませんでした。
江見絹子の100年を回顧することは、抽象画の可能性を問いかけることでもあると思います。今回の展覧会では、初期の代表作が修復を経て蘇りました。これが次なる100年に向けての一歩となりますよう、願っております。
荻野 アンナ


・江見絹子・略歴 
1923年兵庫県明石市生まれ。神戸市立洋画研究所に学ぶ。49年から行動美術協会展に出品。奨励賞、行動美術賞を受賞。51年上京。53年から2年間米仏に滞在。56年、58年にシェル美術賞を受賞、このころより抽象画に転ずる。62年ベネチア・ビエンナーレなど国際美術展に出品。70年代からは四大元素をモチーフにした宇宙的空間を描く作風で知られた。2015年逝去。長女は作家の荻野アンナ。


・問い合わせ先 
江見絹子生誕100年展実行委員会 kinukoemi.artist@gmail.com
公式Facebook https://www.facebook.com/kinukoemi.artist
※株式会社studio仕組は江見絹子生誕100年実行委員会の運営委託会社です。


・出品作品から 
 

いのち
1956年 油彩、カンヴァス
第11回行動展

神戸市内の中学校に勤めながら、神戸市立洋画研究所に学んでいた江見絹子は、1949年の第4回行動展に初入選し、2年後に新人賞を獲て行動美術協会会友となり、その機会に横浜に転居した。1953年には会員になって渡米し、翌年2月にカリフォルニア州サウサリトで個展を開き、まもなくフランスのパリ6区に移って野見山暁治、菅井汲、向井良吉、堀内正和、 浜口陽三らと親交した。当時のパリではアンフォルメル(非定型)という抽象画が流行していたが、江見絹子は旅先のアルタミラとラスコーで見た先史時代の生命力溢れる洞窟壁画から強い刺激を受けて、半抽象的な絵を描き始める。1955年に帰国し、翌年に《生誕》(神奈川県立近代美術館蔵)でシェル美術賞(三等賞)を受賞した。同年9月の第11回行動展に《陽》と共に出品されたのが《いのち》である。行動美術協会会員作品集の『ぱれっと』に掲載された写真には、未完成の 《いのち》を前に絵筆を握るお腹の大きな画家が夫アンリ・ガイ ヤールと一緒に写っている。2か月後、安奈が誕生し、横浜市 山手に行動美術協会会員の田中忠雄設計によるアトリエが竣工した。

 

《いのち》制作中の江見絹子と夫、アンリ・ガイヤール
1956年撮影




 
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